やさしい虫歯の話
やさしい虫歯の話 その21
上顎にインプラントを入れるために骨を作り足す続きです。
前回、比較的大がかりな?術式でした。今回は割りと腫れにくい方法についてです。インプラントを埋めきれる程の骨はないが、その3分の1から半分位の骨ならあるという場合です。
通常のインプラントを入れる穴の位置から、専用のドリルで骨を押し上げていきます。最近はすぐれたドリルが色々出ていて、実に具合良くいきます。前回の方法のように、別に穴を開けるというような大がかりな事がなく、すべて通常のインプラント埋入の穴からのアプローチなので、つまる所ほとんど腫れは出ないのです!!
これはオペを行う我々も非常にやりやすい術式で、時間も短時間ですみますし、ストレスも少ないのですが、先程書いたようにある程度の骨がある事が条件となってきます!
ある意味、ブラインドタッチ的なところもあるので、難しい症例ではやはり横から穴をあけてよく見える状態でのオペの方が確実です。
というわけで、症例さえしっかり見極めれば、できれば今回紹介した方法の方が患者さんだっていいに決まってますよね!!
