入れ歯・インプラント
DENTURE IMPLANT
入れ歯
入れ歯に愛情を持って製作させて頂きます。私は、入れ歯作りが大好きです。毎回、新しい入れ歯を作るたびに、 わが子を送り出すような気持ちになり、さびしい思いをしています。定期的にわが子(入れ歯)を見たいのですが、なかなか調子が良いと、2・3年と来て頂けないのでさびしいところですね。
当院の入れ歯作りは、時間をじっくり掛けて新しい入れ歯を製作させて頂きます。古い入れ歯から、新しい入れ歯へ急に変更すると、噛めない 、違和感があるなどと新しい入れ歯を使わなくなってしまう方もいらっしゃいます。当院では、そのようなことが無いよう、古い入れ歯を、徐々に4~5回掛けて、改良に改良を重ね、その間に新しい入れ歯を制作させて頂きます。古い入れ歯は、4~5回の改良を得て、新しい入れ歯の形状に近づけていきますので、新しい入れ歯も違和感無くご使用いただけます。
中には、7年間もメインテナンスに来られず、壊れた際に来院される方もいらっしゃいます。 が、なるべく日々のメインテナンスに来られて、末永くお使いいただけましたら私も嬉しく思います。入れ歯は、私の愛情がたっぷり入ったわが子ですから皆様がおいしく食事をいただけるお手伝いを少しでも出来ればと考えております。
当院で取り扱っている入れ歯の種類
レジン床義歯(保険)
保険診療の入れ歯は歯肉に触れる部分がレジン(プラスチック)で作られています。
保険適応なのでリーズナブルに治療でき、修正が簡単で、歯ぐきの状態にかかわらず処置をすることができます。一方で食べ物の温度を感じにくかったり、装着時に違和感を覚えやすかったりすることもあります。
レジン床義歯(総入れ歯)
総入れ歯の場合は安定した義歯の製作法に難点が多いため、当院では自費診療のみの扱いとさせていただいております。
- 治療回数
- 5~6回
- 治療期間
- 2~3ヶ月
Merit メリット
- 適合に優れ、とても安定させることができます
- 硬質の歯を使うため耐久性に優れます
- 破損したときの修理が容易です
Demerit デメリット
- 保険適用外のため自費診療となります
- 清掃をこまめに行う必要があります
金属床義歯
床部分に金属を使用した入れ歯で、強度を確保しながら薄くできるため、装着したときに軽く、違和感も軽減されます。また熱伝導率が高いため、食べものの温度を感じやすくなる点もメリットです。耐久性が高く、長く使える入れ歯です。
- 治療回数
- 5~6回
- 治療期間
- 2~3ヶ月
Merit メリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈です
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作成でき、しっかり噛めます
- 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります
Demerit デメリット
- 保険適用外のため自費診療となります
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性があります
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります
ノンクラスプデンチャー
留め具に金属のバネが使われていないタイプの入れ歯です。留め具には金属の代わりに、歯ぐきの色に合わせた樹脂が使われており、装着時の見た目が自然な印象になります。
- 治療回数
- 4~5回
- 治療期間
- 2~3週間
Merit メリット
- 金属アレルギーの方でも使うことができます
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果があります
- 目立ちにくく審美性が高いです
Demerit デメリット
- 保険適用外のため自費診療となります
- 衝撃に弱い素材で、破損すると預かり対応になるため、歯のない時期ができてしまう恐れがあります
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけません
マグネットデンチャー
歯根に埋め込んだ磁性金属と入れ歯本体に取り付けた磁石の磁力を利用して固定する入れ歯です。磁石は小型ですが、装着時の安定性が高く、歯の根にかかる負担を分散できます。
- 治療回数
- 3~4回
- 治療期間
- 1~2カ月
Merit メリット
- 患者様ご自身で装置を取り外すことができるため、お手入れがしやすくなっています
- 磁石と金属が吸着力の強さにより、入れ歯がずれにくくなるため、会話や食事を楽しめます
- 金属部分が見えないため、周囲から入れ歯の装着が気づかれにくくなり、自然な見た目を演出できます
Demerit デメリット
- 保険適用外のため自費診療となります
- 歯根に装置(キーパー)を埋め込むため、歯根が残っていないとご使用できません
- 磁石や金属を使用しているため、ペースメーカー治療を行っている方、磁気・金属アレルギーをお持ちの方は装置の提案が出来ない可能性があります
入れ歯料金表
レジン床義歯 | 275,000円(税込) |
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金属床義歯 | 350,000円(税込) |
ノンクラスプデンチャー | 198,000円(税込) |
マグネットデンチャー | 55,000円(税込) |
インプラント
天然歯を削ったり、従来の入れ歯を入れたくない、そういう方にぴったりの治療です。
歯が無いところに単独で人工の歯根(インプラント)を埋め込むので、あごの骨にしっかりと固定され、自分の歯のように食事ができます。また、見た目も自分の歯のように自然に仕上げることができるので、人前でも口もとを気にせず、食事や会話を楽しむことができます。インプラント治療で日常の楽しさを取り戻してみませんか?
- 治療回数
- 5~6回
- 治療期間
- 3~10ヶ月
インプラント治療のメリット・デメリット
Merit メリット
- 人工歯根によりしっかりと噛めるようになります
- 周囲の歯を削る必要がほとんどありません
- 骨に人工歯根を埋入するため嚙み合わせが安定します
- 噛む力の衰えを防ぎます
Demerit デメリット
- 保険適用外となるため自費治療となります
- 外科手術が必要になるため、外科的侵襲が起きます
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
インプラント治療の流れ
- Flow01
抜歯後
- Flow02
インプラント埋入
- Flow03
縫合後
- Flow04
アバットメント装着
- Flow05
クラウン装着
インプラント料金表
- インプラント1本当たり
- 396,000円(税込)
※レントゲン・CT・診断料・手術料・クラウンなどすべて含めた1本当たりの総額を表示しています。
入れ歯・インプラントに関するよくある質問
-
Q
入れ歯は何年ぐらいで作り変えるほうが良いですか?
-
歯ぐき・顎の骨・かみ合わせなどは常に変化しており、使い続けるうちに今の入れ歯がお口に合わなくなる可能性があります。
合わない入れ歯のままでは、「口の中が痛くなる」「入れ歯がずれやすい」といった問題を引き起こし、歯・歯ぐき・粘膜・骨・顎関節・筋肉などに悪影響を及ぼします。
入れ歯を快適にご利用いただくためにも、歯科医院での定期的な検査がおすすめです。
作り替えなくても現状の入れ歯を修理することができる場合もあります。 -
Q
入れ歯が痛くて噛めないのですが、どうすれば良いですか?
-
入れ歯を調整し適切な状態に戻すことで、痛みが改善する場合があります。
ただし、むし歯や歯周病などで歯ぐきの粘膜が傷ついたり、歯を支える歯槽骨が溶けて神経が粘膜の近くまで出たりしている場合は、わずかな刺激や圧迫でも激しく痛みます。
まずは治療を優先し、粘膜を本来の健康な状態へと回復させることが重要です。また、痛みが出ている場所に圧力がかからないように、入れ歯の粘膜に触れる床部分や人工歯も調節します。 -
Q
インプラント治療は何歳でも受けられますか?
-
顎の成長が続いている年齢では、インプラント治療は行いません。成長を終える年齢は個人差がありますが、インプラント治療を行う場合の年齢は20歳以降が目安です。高齢の方もインプラント治療は可能ですが、全身疾患がリスクになる可能性があります。
また、インプラントの良好な状態を維持するためにも、治療後は年齢を問わずに定期的なメインテナンスの継続が必要です。 -
Q
歯周病があるのですが、インプラント治療を受けることはできますか?
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インプラントをご希望の方で歯周病が見つかった場合は、すぐに治療が必要です。歯周病は再発するリスクがあり、インプラント治療後も毎日のセルフケアや歯科医院での定期的なメインテナンスが大切です。
症例により異なりますが、短い間隔で定期検診を継続することで、インプラントの良好な状態を長期間維持できる期待が高まります。